加齢とともに男性ホルモン、女性ホルモンは徐々に減少していきますが、女性ホルモンの分泌が減ると膣壁が薄く乾燥し、痛みや出血が目立つようになります。男性ホルモンが減少すると勃起時間が短くなります。また、高齢者はさまざまな機能が徐々に衰え、特に病気になると性生活にも影響が出てきます。
高齢者はどれらの病気にかかって性の能力に影響しますか?
1、慢性的な痛みが出ています
いずれにせよ、慢性的な痛みは性生活に影響を及ぼします。このような人は、慢性的な痛みの原因を見つけ、薬を適切に使用しなければなりません。鎮痛剤は性的能力に影響を与えることもありますが、セックスをしたい場合は、事前に医師に相談して、最適な処方を選ぶようにしましょう。
2、心臓疾患です
動脈が硬化したり、動脈が狭窄したりすると血管の働きが悪くなり、局所的に血液の流れが悪くなります。特に、心臓発作を起こした高齢者は、性生活が再発するのではないか心配です。このような人は、医師の指示に従って薬を服用し、相談に乗る必要があります。性生活をしているうちに症状が悪化し、呼吸が苦しくなったり胸が痛くなったりしたら、すぐに医師に相談しましょう。
3、うつと脳卒中です
性生活がなくなると一部の高齢者に抑うつ症状が現れますが、積極的に精神科医の助けを借りて、合理的に薬物を使用してコントロールすべきです。また脳卒中は性的能力にも影響しますが、片方の筋肉が弱くなったり麻痺したりしている人は、体臭を変えたり、何らかの装置を埋め込むことで性機能を改善することができます。
4、アルツハイマー病です
研究の結果、認知症の人たちは、逆に性欲が旺盛になり、異性との接触を強く求めることがわかりました。重度の認知症患者では配偶者の見分けがつかなくなり、外出すると危険にさらされる可能性があります。
5、関節炎です
一般的に秋になってからだを温めておかないと、関節炎による関節の痛みが顕著になり、関節の不調で性生活が止まってしまうことがあります。このような人は、薬の服用や関節置換術などで治療を受けることができます。規則正しい生活と運動を行い、局所を温罨法して痛みを軽減します。性生活の時に体位を変えたり性生活の時間をコントロールすることができます。